
旦那が病気になったとき、頭をよぎるのは「このまま見捨てられるんじゃないか」という不安と恐怖。
- 妻や子供を守ることが出来ず、最悪の場合離婚になるんじゃないか
- 住宅ローンを払えず、妻子は出て行ってしまうんじゃないか
それはただの心配じゃなくて、心の奥底から湧き上がる恐怖に近い感覚!?のようです。
男性にとって、家族を守ること、支えることは「男としての役目」だと考えている人も多いです。だからこそ、その役割が果たせないと自分の存在価値すら揺らぎます。
これはマジな話ですが、実際、病気がきっかけで夫婦関係がぎくしゃくしたり、最悪の場合、別れに至ることもあります。でも、すべての夫婦がそうなるわけじゃない。大事なのは、どうやってこの壁を乗り越えるか、なんですよね。
病気後~の夫婦間の変化

病気になると、夫婦の関係は大きく変わるります。具体的に言えば、以下のような影響が考えられます。
- 家計の負担が増える
治療費がかかるし、仕事を休むことで収入も減る。これが長引けば、経済的なストレスは避けられない。 - 妻の負担が増える
介護や看病は想像以上に大変。仕事・家事・育児に加えて、旦那のケアまでとなると、心も体もすり減るのは当然です。 - 将来への不安が募る
病気の回復が見込めない場合、先の見えないトンネルを歩いているような気分になる。夫婦であっても、それぞれが違う不安を抱えてしまうこともある。
旦那さんが大病になった際、奥さんは「支えなきゃ」と思う一方で、「自分の人生はどうなるんだろう」とも悩みます。
喧嘩して何度もぶつかって、お互いに心身ともにすり減っちゃいますよね。
男性は、もう必要とされていない恐怖がある
病気になると、「自分はもう家族の役に立たないんじゃないか」と感じてしまうことがある。特に、これまでバリバリ働いて家庭を支えてきた人ほど、その思いは強くなりがち。
- 稼げない自分は、もう必要とされないのでは?
- 妻はずっとこの状況に耐えられるのか?
- いずれ、重荷に感じられてしまうんじゃないか?
こういう考えが、頭から離れなくなることもある。
でも、実は男性自身が「俺は支えてもらう側になるなんてダメだ」と思い込んでしまっていることが多いんですよね。でも、それって本当でしょうか?
妻の視点で考えると・・・

妻は、「旦那を支えることのプレッシャー」を抱えているかもしれません。
- 自分が倒れたらどうするの?
- ずっとこの生活が続いたら、私の人生は?
- 本当は誰かに助けてほしいけど、言えない…
こういった話があります。
長年病気の旦那さんを支えてきた女性がいました。彼女は最初、「愛があるから大丈夫!」と思っていたけど、実際はどんどん疲れていったそうです。
でも、旦那さんが「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉にするようになったことで、彼女の気持ちも変わったと言っていました。「私だけが頑張ってるんじゃなくて、二人で頑張ってるんだ」と思えた瞬間、気持ちが楽になったと。
病気をきっかけに夫婦関係を深めるには?

ピンチはチャンスと言いますので、病気をきっかけに、夫婦関係を深めてみてはどうでしょうか?
① コミュニケーションを増やす
病気になると、お互いに気を使ってしまって、逆に話しにくくなることがあります。でも、こんなときこそ「本音で話すこと」が大切。
- 病状についてオープンに話す(無理に強がらない)
- 「しんどい」「ありがとう」と素直に言葉にする
- 何気ない会話を大事にする(病気の話だけじゃなく、楽しい話も)
これを続けることで、「一緒にいる意味」を再確認できるんじゃないかと思います。

皮肉な話、病気になったらコミュニケーションが増えた人はいっぱいいますよ!
② 外部の助けを借りる
夫婦だけで頑張りすぎると、どこかで限界がきてしまいます。だからこそ、周りのサポートを活用するのも大事。
- 訪問介護や家事代行を利用する
- カウンセリングを受ける
- 家族や友人に正直な気持ちを打ち明ける
頼ることは「甘え」ではなく、「賢い選択」です。
③ 小さな幸せを大切にする
病気になると、「前みたいに楽しめないこと」が増えてしまう。でも、どんな状況でも小さな楽しみは作れるはず。
- たまには一緒に映画を見る
- ちょっとした記念日を祝う
- 天気のいい日に散歩する
こういう小さな幸せが積み重なると、「病気だからこそ気づける大切な時間」があることに気づけるかもしれません。
男性として考えるべき未来への備え
① 自分の価値を再確認する
病気になったからといって、家族にとっての自分の価値がなくなるわけじゃないですよ。
- 精神的な支柱として家族を支える
- 子どもに「どんな状況でも前を向く姿」を見せる
- できる範囲で新しいことに挑戦する
小さなことでも、「まだ俺はできる」と思えることを見つけるのが大切です。
② 健康管理を怠らない
完治が難しくても、できる範囲で体をケアすることで、未来が少しでも明るくなるかもしれません。
- 無理のない運動を続ける
- 栄養バランスを考えた食事をする
- 定期的な健康チェックを受ける
自分を大切にすることが、家族を大切にすることにもつながります。
まとめ
旦那が病気になったとき、「捨てられるかもしれない」という不安は、決して珍しいものではありません。
でも、それを乗り越える方法は必ずある。「支えられる側」ではなく、「一緒に支え合う関係」になること。夫婦って、そういうものなのかもしれませんね。