
最近は共働きが当たり前になってきたけど、それでも「専業主婦」という選択をする人は結構います。
外で働く選択肢もあるのに、なぜあえて家にいるのか?「働きたくないだけでしょ?」なんて簡単に言う旦那もいるけど、実はそこにはいろいろな事情が絡んでいるんです。
今回は、専業主婦が働かない理由や、その背景にある本音をお伝えしたいと思います。ぜひ参考にしてくださいね。
経済的な理由で「働かなくてもいい」
夫の収入だけでやっていけるから
ぶっちゃけ、お金の心配がなければ、無理に働く必要はないですよね。特に、夫が高収入なら「家のことに専念したほうがメリットが大きい」と考えるのは自然なこと。
例えば、夫の年収が1,000万円以上あれば、生活に困るどころか、むしろ少し余裕がある状態。そうなると、「共働きして時間に追われるよりも、家庭のサポートに回ったほうが効率的」という考え方になるのも納得。
それに、日本には配偶者控除という制度もあって、下手にパートで働くよりも専業主婦でいたほうが節税的にお得というケースも。要するに、「働かなくてもやっていけるなら、そのままでいいじゃん!」という話です。
共働きすると逆にお金がかかる
意外と盲点なのが、「働いたら働いたで、お金がかかる」という現実。
例えば、
✅ 子どもを保育園に預ける→月に数万円の出費
✅ 通勤費やランチ代→地味に負担が増える
✅ 忙しくて外食や家事代行に頼る→生活コストが上がる
実際、「パートで月に20万円稼いでも、保育園代や交通費を引いたら10万円くらいしか残らない…」なんてこともザラ。だったら、「お金のために働くより、家のことに集中したほうがいいかな」と考えるのは当然かもしれません。
配偶者控除の壁がある
日本の税制って、ある意味「専業主婦を推奨している」ところがありますよね。
例えば、妻がパートで年収103万円を超えると配偶者控除がなくなって税負担が増える。せっかく働いても、手取りが減るんじゃモチベーションも下がる…。だったら、いっそ「働かないほうが得」という選択をするのも無理はないんです。
家事・育児に専念したい!

子どもをしっかり育てたい
「子どもが小さいうちは、なるべくそばにいたい」と思うのは、親としてごく自然な感情。
特に、赤ちゃんの頃なんて一瞬で過ぎてしまうし、「この時期を見逃したくない」という気持ちはすごく分かる。夜泣きでヘトヘトになりながら仕事もする…なんて、想像しただけでしんどい。
実際、保育園に預けたママの中には「子どもといる時間が減ってしまって寂しい…」と感じる人も多いんです。だったら、「もう少し成長するまでは家で見守りたい」と考えるのも納得ですよね。
家事をちゃんとやりたい
共働きだと、どうしても家事が手抜きになりがち。
✅ 料理は簡単なものばかりor総菜・外食が増える
✅ 掃除が行き届かず、気づけば部屋が散らかり放題
✅ 洗濯物がたまって週末にまとめてやる生活に…
でも、専業主婦なら余裕を持って家事ができるし、食事もバランスよく手作りできる。家を居心地のいい空間に保つのも、大切な仕事のひとつですよね。
親の介護で手一杯
最近は「親の介護をするために仕事を辞めた」という人も増えています。
- 介護施設の費用が高すぎる(10万円以上することも…)
- 施設に空きがなくて、入所待ち状態
- 親が「施設は嫌だ」と拒否する
こうなると、「自分で面倒を見たほうがいいかな…」と考えざるを得ません。仕事と介護を両立するのは想像以上に大変なので、結果的に専業主婦になる人も多いのです。
仕事をしたくてもできない…?

職場復帰のハードルが高すぎる
一度専業主婦になると、再就職するのがめちゃくちゃ難しい。
- ブランクが長いと採用されにくい
- スキルが古くて、最新の仕事についていけるか不安
- 育児と両立できる仕事が見つからない
特に、10年以上専業主婦をしていた場合、「どこも雇ってくれないんじゃ…?」と自信をなくしてしまうことも。結果として、「今さら仕事を探すより、このまま専業主婦でいよう」と思う人も多いんです。
家庭のほうが楽しい!
仕事をしなくても、充実した生活を送れるなら、無理に働く必要はないですよね。
- 趣味を楽しむ(ガーデニング・料理・手芸など)
- 地域のボランティアやママ友との交流
- 子どもや夫との時間を大切にする
「仕事=人生のすべて」じゃないし、自分なりの幸せを見つけられればそれでOK!
夫が「専業主婦でいてほしい」と言うから
意外と多いのが、「夫が専業主婦を希望している」というケース。
特に、「男は仕事、女は家庭」という考えが根強い家庭では、「妻には家を守ってほしい」と思う夫もいます。もちろん、夫婦で納得していれば、それはそれでアリですよね。
まとめ
専業主婦が働かない理由には、経済的な事情・家族の都合・価値観の違いなど、いろんな背景があります。
結局のところ、大事なのは「その家庭にとって何がベストなのか」。働く・働かないは人それぞれだし、どちらが正解というわけではありません。
専業主婦でも共働きでも、自分が納得できる生き方を選ぶことが一番大切なんです!